ヴィエニアフスキ♪スケルツォ・タランティア

五嶋龍がJRのCMで弾いている曲は、ヴィエニアフスキのスケルツォ・タランティアということがわかったので、銀座山野楽器で早速購入する。
パールマンスケルツォ・タランティアは実に躍動的で、彼の音楽性を十分に発揮している。
CMの部分は展開部のほんの一部であるが、まことに美しいメロディラインである。
さて、伊福部昭のCD(ナクソス)は、本当に良い買い物であった。解説書を読んで、いかに伊福部が非凡な才能の持ち主かがよくわかった。音楽的な教育は受けず、北海道の一官吏としていた伊福部が得た音楽的才能とは、やはり天性のものであったのだろう。アイヌ音楽を体に染込ませていた伊福部少年の描く音楽世界は、舞踊的なリズムを基本に「ゴジラ」の無調的な音楽へと開眼する。その過程をこのCDで理解できるような気がした。伊福部にはまりそうだ・・・・