2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧
昨日、今日と土日返上で朝早くから仕事に出勤・・・ しかも雨・・・ この一週間仕事三昧でへとへと状態だったが、午後から コンサートがあるので最後の力を振り絞る・・・都響プロムナードコンサート サントリーホール 指揮:ヘンリク・シェーファー ヴァイ…
昭和を懐かしんで描いた映画や小説になぜ惹かれてしまうのか。 シラーは「おずおずと未来はやってくる。現在は疾風のごとく去り、 過去は悠然と立ち動かない」とか言ったというようなことを 新聞のコラムで読んだが、まさに昭和はいつまでも記憶の奥に悠然と…
心理療法士のもとに訪れる美しき相談者。この相談を巡って過去に起こった 謎の失踪劇の秘密が暴かれていく。心理セラピーという世界を舞台にした 謎解きの世界は、舞台設定と心理サスペンスの要素に加え、新興宗教という 見えない不安がうまくマッチして、読…
今年もメダカの季節がやってきた。メダカの卵を採集して子メダカを増やす のだが、今年で3年目になる。初年度は生まれた子メダカを「ほれ、パパと ママの所にもどりなさい」と移し変えて、そのとたん食べられてしまった 経験から、観察を続け昨年は500匹…
第43回江戸川乱歩賞受賞作 テレビ局でビデオの編集に携わる主人公 に持ち込まれた一本のビデオ。官民癒着の構図の中で編集し、映像化された 男性が社会的に追い込まれるが、実は持ち込まれたビデオは捏造されたもの と発覚。映像倫理と視聴率の狭間の中で…
たまたま図書館で見つけた村上春樹のデビュー作。群像新人賞受賞の作品だ。 村上春樹の原点と思いながら読む。海辺の街に帰省した「僕」と、金持ちが許せない金持ちの息子「鼠」 そして、行きつけのバーで泥酔していたのw介抱した女の子とのひと夏を描いた…
テネシー・ウィリアムズといえば『欲望という名の電車』を思い起こすが、本作で描かれるのは 南北戦争での負組になった南部の人々の過去へのノスタルジーと現実の生活である。 昔の栄華が心の支えとなっている母親と体の障害を持ち内気になってしまう娘、そ…
何を隠そう、職場には蛍が生息している。 昨日も夜8時半ごろ、職場へ戻り観察をした。 6月2日に今年初の蛍を観察してから数も増え、水面に小さな蛍の 光が9つあった。 水の管理には手を焼いているのだが、蛍が出たことで苦労も報われる。 これからもっと…
どうも最近本を読むスピードが落ちてきてしまった・・・ 帰ってくると疲れ果ててばたんQと寝てしまうことが多いせいか。 さて、本作は先般映画化されたいわずと知れた作品である。映画は見ていないが 本作を読みながら頭で映像化しながらじっくり読む。 浅…
面白い探偵小説の条件のひとつに読み手を現実の世界から小説で設定された空間に誘うことにあるという。そのため絶海の孤島や閉ざされた社会が舞台になることも多い。本作においても、かつての村上水軍の本拠地であったという瀬戸内海の島を舞台とし、昔の言…
あれ、いつものような騒ぎがないなぁと思いつつ、前回の台風では 大水状態であったことを思い出し、仕事上朝一番で出勤。6時には 念のため職場に着く。 しかし、そう大騒ぎになっていないように実に静かな朝の職場であった。 早くからのお仕事で、夕方から…
『隠蔽捜査』でうなったので今野作品をと手にした本である。 接着剤メーカーの新米営業マンが、感謝の存亡に関わる重大な使命を 帯びる話であるが、読み進めていくうちに荻原 浩の『神様からひと言 』を 思い出した。一見うだつのあがらない先輩についていく…