2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

読了 西村京太郎『歪んだ朝』歪んだ朝 (角川文庫)作者: 西村京太郎出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2001/05メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る

西村京太郎の初期作品を掲載している本書には、戦後の時代背景の 中の人々を良く写し取っているものばかりで、じつに興味深かった。 ドヤ街に生きる人々を描く表題作は西村の出世作だが、それより最後に ある『優しい脅迫者』はエラリー・クイーンが日本の作…

読了 高木 光太郎 『証言の心理学』証言の心理学―記憶を信じる、記憶を疑う (中公新書)作者: 高木光太郎出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2006/05メディア: 新書購入: 2人 クリック: 20回この商品を含むブログ (27件) を見る

記憶については以前、一番昔の記憶は幼稚園の頃・・・と書いた記憶があるが この本を読むと「昔の記憶」ほど不確かなものは無いと心細くなった。 (まっ書いた記憶は正確だろうが) 本書は「証言に立つ方々」必読書の書であり、陪審員制度に伴う「陪審員にな…

シューマン交響曲&マーラー

シューマンはペンネームを使って批評家をしたらしいが、自身の作品の オーケストレーションにも問題があることを自覚していたという。 シューマンの交響曲全集をマーラーが編曲しているというので聴いてみたが なるほど、いつものシューマンとは違って輪郭が…

読了 瀬戸内 寂聴 『藤壺』藤壺 (講談社文庫)作者: 瀬戸内寂聴出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/06/13メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (4件) を見る

五十四帖からなる「源氏物語」で、題名のみの“消えた一帖”の瀬戸内寂聴による小説化。 そもそも五十四帖というのも、数え方に諸説あり、また実際に現行の本文では(1)光源氏と藤壺が 最初に関係した場面(2)六条御息所とのなれそめ(3)朝顔の斎院がは…

どうも・・・あやしい

風邪っぽく頭痛がするので念のため医者へ行く。 「食欲はありますか?」「あります」「じゃ、インフルエンザの 検査はしなくても大丈夫ですね・・・」とインフルエンザ説はなくなった。 抗生物質などをもらってのんびり過ごす。 ブリューゲルの本を眺め、宮…

戦い・・・

この一週間はインフルエンザと風邪との闘いであった。 今日は自分自身も体調やや悪し・・・今日は早く休みます。

読了 吉村昭『関東大震災』新装版 関東大震災 (文春文庫)作者: 吉村昭出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/08/01メディア: 文庫購入: 13人 クリック: 114回この商品を含むブログ (58件) を見る

時間がかかったがやっと本書を読み終える。関東大震災で多くの死者を 出した被服廠跡は、出身中学校のまん前にあり、小さい頃から9月1日に 慰霊祭が行われ露天が1キロメートルほども並んでいたのだが、ここに 多くの方がどのようにして被災したのかが克明…

インフルエンザと地震

土日と結局仕事で終わってしまった月曜日。 職場ではインフルエンザの流行が見られ大変であった。 最近はタミフルにも打ち勝つウィルスも出始めているとの こと・・・心配である。

読了 柴田よしき 『所轄刑事 麻生龍太郎』所轄刑事・麻生龍太郎作者: 柴田よしき出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/01/30メディア: 単行本この商品を含むブログ (24件) を見る

下町を舞台に新米刑事が推理する刑事ものである。どうしたわけか主人公には 人に言えぬ秘密がある。しかし、話を読みながらどうもこの秘密は無くても 十分刑事ものとして楽しめるだろうにと訝ってしまう。 ちょっと個性的な作品の柴田よしきだが、タイトルの…

読了 姜尚中 『悩む力』悩む力 (集英社新書 444C)作者: 姜尚中出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/05/16メディア: 新書購入: 15人 クリック: 159回この商品を含むブログ (313件) を見る

最近テレビでもよく登場する姜尚中氏の、在日という生まれながらの 境遇の中で「自我」を見出したプロセスをバックボーンに、漱石やヴェーバー の著作を読み解きつつ現代に生きる人間の「孤独」と「悩み」とどう向き合うか が書かれている。 意外にも100…

死ぬかと思った・・・ひやっ

いきなり尾籠な話で恐縮です・・・ 家に着く頃にお腹の調子が今ひとつとなってしまい、玄関を開けて 2階へ猛ダッシュ!急いでトイレへ駆け込みました。 間に合うかぁとあわてて便座に座って、思いっきり飛び上がってしまいました。 ホント死ぬかと思いまし…

読了 江川 晴『麻酔科医』麻酔科医作者: 江川晴出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/06メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見る

自分は大病をしたことも、手術をしたこともない。だから麻酔科医が どんな仕事なのかもまったくわからないでいた。この本では主人公は 麻酔科医である。花形といわれる外科から蔑まれるような場面も描かれ ていたが、仕事の中身からいえば医療の中では重要な…

月がきれい

今夜は月が見事だった。 冬は一段と輝いているように見える・・・ 月の曲をさがしていたらサン・サーンスの歌曲になかなか ロマンティックな曲を見つけた。 http://ml.naxos.jp/work/124638 シューベルトの「月に寄せて」 D. 259 (第1作) とかけあいでどう…

キムチ焼きそば

出かけるまでの腹ごしらえに焼きそばを作ったが、冷蔵庫の中にあったキムチに 目が行き入れてみた。意外においしい・・・正月からの食べすぎ、まだ完治していない。

社会人の学び

古い友人がK大学の大学院に合格した。研究について話がしたいと銀座で食事を しながら遅くまで話し込んだ。メディア論として教育改革をテーマにしたいと いうことであった。格差社会、世界の恒久平和も見据えた研究にも意欲を持っ ていたので、こちらも少な…

読了 高橋克彦『写楽殺人事件』写楽殺人事件 (講談社文庫)作者: 高橋克彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 1986/07/08メディア: 文庫 クリック: 10回この商品を含むブログ (28件) を見る

寛政年間の政治と文化についての造詣はちょっとだけ深くなったような気がする。

写楽

東洲斎写楽は寛政6年(1794年)に突如出版が開始され、たった10ヶ月という期間内に集中 した作品はその後ぱったり・・・という謎の浮世絵師である。 その写楽の正体をめぐり若い研究者が謎を解き明かしていくことが物語の大半を占める ミステリー作品を読む…

仕事はじめ

本格的な稼動は明日だが、今日はその準備に一日出勤。仕事はじめであった。 休みの間に寝坊の味を覚えてしまい、朝がつらかった。眠い・・・ 昼は若いものを引き連れて四川料理へ行く。陳麻家(ちーまーや)の辛い担々麺 を食べに行く。 ゴマのたっぷり入っ…

銀ブラ

休みも今日までと銀座へ散歩に行く。 木村屋の桜あんぱんと「あんバター」を購入。 この「あんバター」はホイップしたバターがあんパンに入ったもので おいしい。外はソフトフランスでもちもちしたパンが使われている。 ひとつで結構お腹いっぱいになる。 山…

墓まいり・・・

昼よりお墓参りに行く。 東池袋のシアターグリーンの横にあるのだが 何としたことか、靖国通りを淡路町で右折しいつものように 湯島天神で左折しようとしたらものすごい混雑。湯島天神に 初詣の方が多いために左折がままならず、直進して上野動物園 横を通り…

読了(今年はノルマを課さないので冊数はカウントしません)高任 和夫『告発倒産』告発倒産作者: 高任和夫出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る

総会屋対応の担当部長が会社(老舗百貨店)に見捨てられ利益供与で有罪判決を受ける。 「罪をかぶってくれれば、あとの面倒はみる」という言葉を信じるしかなかったまじめな エリートが、会社の冷酷な切り捨て工作を企てた幹部や虚偽の証言をした総会屋に復…

もはや・・・

夜遅くまで本を読んでしまったが、7時時半に起床しお雑煮を食す。 このお雑煮は大晦日に作ったのだが、今日当たり一番おいしくなっている。 ちなみにこのお雑煮は私だけで作る。鶏肉、大根、人参、椎茸ベースで醤油 酒、みりんで味を調え、食べるときにはお…

謹賀新年

あけましておめでとうございます。 カウントダウンは恒例のジルベスターコンサートで ラプソディインブルー♪を小曽根氏のピアノで聴きながら 迎えました。今年はちょっとタイミングが遅かったけれど まあ良しとしましょう。 初詣は初めて鳥越神社へ行きまし…