2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

読了

西村賢太「どうせ死ぬ身の一踊り」(群像9月号) これも芥川賞に落選した作品である。冒頭から無名の文学者への変質的な執着が描かれ続け、主人公の暴力的な退廃的生活を背景に、読み手の気持ちを下方へと引き摺り下ろしていく私小説。道を外れた人間であり…

読了

松尾スズキ『クワエットルームへようこそ』(文学界7月号) これも今回の芥川賞を逃した作品である。選評には「言葉に速度と力感があり、人物の描き沸けと場面の作りに鮮やかさを認めなつつも、あまりに騒然としていて焦点が定めにくかった」(黒井千次)「…

購入CD

今日は山野楽器のボーナスポイントの日であることを思い出し、帰りにモーツアルト交響曲全集、サンサーンス交響曲、ピアノ協奏曲集を購入。 ジェフリー・テイトのモーツアルトもなかなか若々しい演奏で気に入った。今、パリを聴きながら日記を書いております…

都響 マーラー4番

昼より都響を聴きにサントリーホールへ ■都響 プロムナードコンサートNo.317 指揮;広上淳一 メゾ・ソプラノ;林美智子 モーツァルト:交響曲第31番 ニ長調「パリ」K.297(300a) モーツァルト: レチタティーヴォ「どうしてあなたが忘れられましょう」〜ロン…

歌舞伎♪

念願の歌舞伎デビュー!3月大歌舞伎を観に歌舞伎座へ。午前の部11時より〜 ■吉例寿曽我 鶴ヶ岡石段の場 大潮曲輪外の場 ■義経千本桜 吉野山 ■菅原伝授手習鑑 道明寺 いやぁ、衣装や舞台の色鮮やかなること・・・歌舞伎の魅力はまずこれだなというのが第一…

銀色の翼

『銀色の翼』(文学界11月号)これは、今回芥川賞の選考からもれた佐川光春氏の作品である。今回の芥川賞にどうも納得いかないので、選考からもれた作品も読んでみたくなったのである。作中に芥川が偏頭痛持ちで、頭痛の発作時に見る光を「銀色の翼」と表現…

読了

パトリック・モディアノ『さびしい宝石』さびしい宝石作者: パトリックモディアノ,Patrick Modiano,白井成雄出版社/メーカー: 作品社発売日: 2004/03/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る久しぶりにフランス文学だなぁという作品を読んだ。…

読了

『死のレッスン』 作者: ケンイングレイド, 河合修治, メーカー/出版社: 中央アート出版社 題名に魅かれて借りてきた本であるが、実際に起きた事件と裁判の様子が描かれている。 ティーンエージャーの恋心を利用した若い主婦による亭主殺人事件だが、最近多…

山本容子展へ

銀座三越へ銅版画家山本容子氏の展覧会を見に行く。エッチングで描かれた色鮮やかな作品群。洒脱で粋な楽しい作品を見て、また最近離れていた水彩画を描きたくなる。音楽家と作品をモチーフに描かれた作品が気に入った。これは面白いテーマだなぁと、自分な…

常設展無料日

西洋美術館は第2、第4土曜日に常設展が無料である。先々週この恩恵を預かってきたばかりだが、今日も暖かなので出かけてきた。 いつもじっくり見る作品以外も目を引いた作品をぼんやり眺めて目の保養をした。 今日気になった作品・・ ■フィリップ・ド・シ…

小澤征爾さん早く元気に

帰宅すると、新日本フィルよりの葉書があった。なんでも5月の小澤氏の交代らしい。残念だが、早く元気な指揮を見せて欲しいものだ♪代わりの指揮はアクミンク氏ということである。他の予定を変更しての代役だということで、新日本フィルの大御所の病欠に楽団…

ラ・フォルネ・ジュルネ

チケットがすべて到着。 4日間で8公演のチケット。たのしみだ! ちなみにチケットはモーツアルトの絵柄であった。 ほらね!

N響♪冬の日の幻想

朝、チケット情報を見るとNHKホールでアシュケナージ指揮、チャイコフスキー1番6番があることを知る。早速、出かける・・・・ 家を出ると、庭の梅がきれいに咲き誇っていた。春だにゃ〜 日本橋の丸善で、新聞で見た岡本薫『日本を滅ぼす教育論議』を購…