2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧
図書館でおもしろそうな題名と借りてきた。 100億円近くの密輸品を運ぶ台湾からの闇のルート。組織を裏切った運びや は発見されにくいように台風の接近にあわせて低空で日本へ飛び立つ。 消息を絶った運び屋の操縦する小型機はどこへ消えたのか?組織は血…
*読了 梨木香歩『家守奇譚』家守綺譚 (新潮文庫)作者: 梨木香歩出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/09/28メディア: 文庫購入: 15人 クリック: 69回この商品を含むブログ (263件) を見る摩訶不思議でありながら、自然に不可思議な世界を受け入れて いる自…
昼過ぎまで仕事に行く。ここ最近土日に仕事が入って外出できなかった ので、今日こそはと一度行ってみたかった東山魁夷記念館へ行く。 概観は魁夷がドイツへ留学したからだろうか、洋館の佇まいとなっていて 尖塔の先には魁夷の絵画のシンボルでもある馬が風…
筆者の略歴が巻末に記されている。何度もそのページを見て 本書で描かれた世界を俯瞰する。表題作をはじめ、その多くは 筆者自身の経験によるもので、苛烈な戦場下においても、また 自分の家族を取り巻く苦悩の生活も、静かにありのままに受け止め ているこ…
今日は久しぶりに鰻を食べる。市川駅の北口にある尾張屋さんは 結構お気に入りの鰻屋だが、何でも永井荷風も贔屓にしていたらしい。 蒸したてだけに、箸で触っただけで崩れ落ちそうで肉厚の鰻は やや甘口のたれによくあっている。うむ・・・おいしかった。 …
桜が創った「日本」―ソメイヨシノ 起源への旅 (岩波新書)作者: 佐藤俊樹出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/02/18メディア: 新書購入: 2人 クリック: 37回この商品を含むブログ (72件) を見る桜の開花宣言が東京では靖国神社の基準木である背景には、日…
図書館で題名だけで借りてきたので、中身がまったくわからないまま読む。 愛想が尽きて別れた恋人が暴漢に襲われて死ぬ。しかし数年後に死んだはずの 元恋人の綴った日記が郵送されてくる。その中身は死んだ後もなおあ書き続けて いる恐るべき内容であった・…
主だった植物と果実に関する牧野博士の薀蓄がたっぷり入った本書であるが まったく歴史を感じさせない内容に驚く。ふと先日読んで印象に残っている 時間の概念を思い起こす。過去、現在、未来という時間軸を強く意識するのは 人間だけであって、植物に人間の…
今年も懲りずにNHKのラジオ講座を録音してためているが、ここ最近 忙しくてためてあった内容を一気に聴く。といっても初級編は「あるふぁべ」 とか発音の類がメインなので聞き飛ばし、週の後半の中級に必死に耳を傾ける。 しばらくサボっていたので初級も…
第42回江戸川乱歩賞受賞の作品である。主人公は隠密で万引き犯を捕まえる 保安士であるが、実はもと頭脳明晰なバリバリのキャリアウーマンという設定。 もと恋人の妻の殺害の容疑者とされるが、探偵まがいの捜査で真犯人を追っていく という展開。途中、謎の…
国際フォーラムで開催されているアートフェア東京へ行く。 折りしも中央の広場では骨董市が開催されていたが、本物か偽者か? 清親がうん十万円で売られていたり、なかなか面白いものがあった。 アートフェア東京は多くの画廊が一同に一押しの画家の作品を展…
読了 三浦 明博 『滅びのモノクローム』滅びのモノクローム作者: 三浦明博出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/08メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (15件) を見る
骨董市で買った古い釣り用リールとついでにもらった柳行李。その中にあった昔のフィルム をもとにコピーライターの日下哲は、現代と過去を対比させるCMの制作を試みる。 しかし、そのフィルムに秘められた謎をめぐり日下の周りでは不穏な動きが…。 2002年…