CD ラフマニノフピアノ協奏曲代1番、2番 ツィマーマン 小澤征爾 ボストン響

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番&第2番
1番の繊細さは何なのだ?とこの曲について調べてみると、学生時代のラフマニノフが卒業試験に書いた曲であるという。その後26年後に徹底的に改作して今の形となったというが、若かりし頃の血気盛んなさまが、この曲から伝わってくるようだ。ロシア的な土臭いがロマンティックなメロディもいいなぁ・・・演奏も、歯切れのよさが良く出ていて軽快だ。2番もすばらしい。自分は2番をカラヤンワイセンベルクで洗脳されてしまっているので、すべての音とテンポが体に染み付いてしまっていて、なかなか他を受け入れられなくなっているが、それでもこの演奏の超絶なる技巧と、潔い切れ味に魅力を感じた。しばらく、じっくり聴いてみることとしよう・・・・