ふらり・・盆栽からプチ哲学

今日こそは、おとなしく「家で」と思っていたにもかかわらず、結局「家出」になってしまった。
先週行った上野グリーンクラブへ、わが盆栽のお皿をと見に行ったが、並べられている盆栽を見ているうちに、結局水遣りをさぼるためのお皿を見にきたのだと猛烈に反省し、何も買わずに根津駅へ戻る。
電車の中で、盆栽は宇宙だなどと考えているうちに、寝る前に読んでいる岩波新書の『術語集』のことを思い出し、東京駅のオアゾ丸善で術語集を読みこなすための参考になる本をと探す。はじめは、昔お世話になった、講談社現代新書現代思想辞典」「哲学辞典」をもう一度手に入れようかと探したが、結局4F人文コーナーで見つけた、『知の歴史』なる本を購入。

知の歴史―ビジュアル版哲学入門

知の歴史―ビジュアル版哲学入門

これが実に面白い・・・読み物的な要素もあって実に分かりやすい。帰りの電車の中で読みふけってしまった。
デカルトの項目を読んだだけで、わくわくものであった。「コギト・エルゴ・スム」に至るまでを、ここまで分かりやすく書いていた本にはいまだかつて出会う事はなかったなあ。昔、哲学に関心を持って、やれライプニッツが、フィヒテがと友達と話し合ったりしていたが、どうも、意味を伴わない言葉のやり取りだったのではないか・・・誤謬を排除し、真実のみをもって思考を出発せよというデカルトの言うとおり、ここでもう一度1から出直してみようと思った。この本で概要をつかんだあと、ゆっくり時間をかけて、いろいろ読んでみようっと・・・
そうそう、もうひとつ面白い本を見つけたので購入。
『暮らしの哲学』
暮らしの哲学―やったら楽しい101題 (ヴィレッジブックス)

暮らしの哲学―やったら楽しい101題 (ヴィレッジブックス)

普段やらない事をあえてしてみる事で、新たな発見がある・・・その事例を101書いている。面白そうなので、それぞれ試してみようと思う。