銀座ふらり

久しぶりに銀座をぶらりした。以前頼んでおいたカルロス・クライバーベートーヴェン7番を山野楽器で手に入れる。この演奏が実にすごい!山野楽器の店内に聞こえてきたこの演奏にしばしその場を動けず、結局最終楽章まで聴いてしまっていた。圧巻は4楽章である。このほとばしるエネルギーを誰か抑えて欲しいと思うほどの熱気。演奏が終わったあとしばらく気の抜けた拍手が続き、そして大歓声が聞こえる。いったいどうなっているのだろう。日本ならすぐさまブラボーと声が掛かるであろに・・・きっと演奏し終わって放心状態のクライバーが聴衆に振り返ったときに、ブラボーと声が掛かったのではないかと勝手に想像をしているのであるが、この7番は今まで聞いてきた中でずば抜けてすごい演奏だ。すごいすごい・・・としか言いようの無い演奏である。山野楽器のHPの紹介には「異常なハイテンションで運動性も豊かに疾走する音楽、天才クライバーの姿をありのままに刻印した、とてつもない内容です。」とあった。まさに異常なハイテンションかも。