モーツアルト25番・・・????

ラ・フォル・ジュルネで聴いた25番で気になっていたことがあった。それは1楽章の演奏。映画『アマデウス』の有名な冒頭の後59小節からのフレーズである。今まで聴いてきた演奏では第1ヴァイオリンが装飾音符を弾きながら奏でるところがあるが、マリナーやテイトたちでは、その装飾音符をシドシ♪と弾いているように聴こえるのに対して、当日の演奏ではただドとはっきり聴こえるように遅めに弾いていたのだ。シドシ♪のように聴こえることで跳ね上がるような印象を受けるのに対して、ただドとすることで旋律が下がってくるような印象を与える。あれ?と思い図書館から楽譜(音楽の友社ミニチュアスコア)を借りてきて見ると、確かに装飾音符はド1音が小さく表記されているのみ。しかし、よくい聴いてみると装飾音符をすばやく弾くか、ゆっくり弾くかの違いのようにも聴こえる。不思議なフレーズである。わからんわからん・・・・

楽譜の版によって違うのかも知れないし、演奏者によって変えているのか?
いろいろな演奏を聴き比べて調べてみよう・・・誰か知っている人はいないかしらん。
自分は当然聴きなれた鋭角の装飾♪の演奏が好きです。