石の猿

新年会であった。最近「土間土間」によく行く。安くて結構おいしい。
軽く酔って夜ディヴァーの『石の猿』を読了す。

石の猿

石の猿

ライムのシリーズであるが、今まで違ってどんでん返しが複数畳み込むように
後半出てくることはなかった。今までは「おお、そこまでひっくり返すかぁ」と
驚きの連続だっただけに、最後は落ち着いて終了といった感があった。
ただ、作品全体に中国の蛇頭、中国の人権問題などが頻出し、その類の知識欲を
十分満足させてくれた。
世界を渡り歩くと、どこでも出会う中国人とインド人というイメージがあるが
やはり彼らが世界中に住処を持っている底力のようなものが、少しわかったような
気がした。なかなかパワフル・・・