読了

読了 広川純 『一応の推定』

一応の推定

一応の推定

保険金めあての自殺か否か。保険の調査が進むに連れて見えてくる
謎。生命保険ではおりる自殺者への保険金だが、傷害保険では
おりないので、死亡の原因を保険会社も念入りに調査する様子が
よくわかる。保険調査に関わった経験のある筆者ならではの作品。
随処に保険に関する説明も書かれていて、保険の知識も得られる。
最後の結末に安堵する読者も多いことだろう。