読了 島田荘司『御手洗潔の挨拶御手洗潔の挨拶 (講談社文庫)作者: 島田荘司出版社/メーカー: 講談社発売日: 1991/07/04メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 16回この商品を含むブログ (51件) を見る

「数字錠」「疾走する死者」「紫電改研究保存会」「ギリシャの犬」の4編からなる短編集。
中でも「紫電改研究保存会」が面白かった。
ある日宝くじファンである新聞社社員に面会に来る、戦時中の名機「紫電改」がらみの秘密を
握るおじいさん。果たしてその目的とは何であったか?摩訶不思議なストーリー展開についつい
引き込まれて読んでしまう島田荘司の魅力。
それぞれの作品には島田ならではの趣向が施され時を忘れて読んでしまった。
巻末には「紫電改」以外に登場する御手洗潔テレビドラマ化についての島田氏のこだわりが読めて、
なかなか興味深かった。
今年になって何冊読んだかを数えてみたら、この本で44冊目だった。しかし一向に賢くならない。
年間100冊を目標にしてがんばろうっと!このペースでは無理か・・・