メニューイン&フルトヴェングラーのブラームス♪

連休中、仕事に行かなくてはと思っていたが、雨が降っているので
家から仕事先のサーバーにアクセスして音楽を聴きながら仕事をすることに。
ブラームス ヴァイオリン協奏曲は好きな曲だが、今日はいい演奏に
出会えた。
フルトヴェングラー Wilhelm Furtwangler (指揮)
ユーディ・メニューイン Yehudi Menuhin (ヴァイオリン)
ルツェルン祝祭管弦楽団 Lucerne Festival Orchestra
録音: 29-31 August 1949. Kunsthaus, Lucerne, Switzerland

フルトヴェングラー53歳、メニューイン33歳の頃の演奏である。
メニューインフルトヴェングラーを敬愛していたそうだが、そのせいか
この演奏、メニューインのヴァイオリンが実に生き生きとした演奏に聴こえる。
フルトヴェングラーは戦争中ナチスに協力したという誤解から、アメリカの楽団
への移籍を拒まれたそうだが、それを弁護した側にブルーの・ワルターメニューイン
があったというので、この演奏に興味を持ったわけだが、聴いてみるとじつに味わい深い
いい演奏であった。
1楽章冒頭の力強いメニューインの出だしから、この演奏はすごおいな・・と最後まで
とりつかれたように聴き入る。
2楽章の美しさといったらない・・・尊敬してやまないフルトヴェングラー
のもとで、伸びやかに奏でるメニューインの姿が目に浮かんできそうだ。
3楽章は思いのほかやや遅いテンポだが、かえって内に秘めたエネルギーが感じられる。