読了11 水野敬也 「夢をかなえるぞう」夢をかなえるゾウ作者: 水野敬也出版社/メーカー: 飛鳥新社発売日: 2007/08/11メディア: 単行本購入: 80人 クリック: 1,301回この商品を含むブログ (625件) を見る

「この本面白いよ・・」と借りた本であったが、二日で読み終えた。
いやぁ、ためになった本である。ある日、生き方を変えたいと願う若者の
部屋にインドの置物そっくりの「ぞう」が登場。このへんてこりんなそうは
神様で、しかも大阪弁。この辺りで、パロディーかいなと思いそうだが、いやいや
このぞうの神様、なかなか含蓄のある言葉で若者の生き方を変えていく。
その時々に「今日の課題」と題された、神様のお言葉が授けられるのだが
「靴をみがく」「お参りに行く」など、それがどうしたといいような課題も
おおい。しかし、その理由を語らせると金八先生顔負けの心を打つお話のシャワーである。
自分の姿や仕事を振り返りながら、この本に書かれていることを読むと
「なるほど、なるほど」と心打たれること必至である。
以前、女性哲学者の本を読んだが、この本に書かれているほうが、心にすぅっと
入ってくる。
巻末には参考文献が列挙されているが、よく考えれば自分の知っている人生訓ばかり
である。わかっているがわかっていなかったことに気づかされ、名言は名言のまま
知っていても意味がないことにあらためて思い知らされた。
ガネーシャ(ぞうの神様)の、冗談交じり人生訓は必読の本である。