読了 シェイクスピア『ヘンリー8世』ヘンリー八世 (白水Uブックス (37))作者: ウィリアム・シェイクスピア,小田島雄志出版社/メーカー: 白水社発売日: 1983/10/01メディア: 新書購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (4件) を見る

ヘンリー8世は枢機郷ウルジーに騙されながらの治世で民衆の反感も強く、貴族達も無実の罪に
陥れられるなど混沌としたものであった。そんな中、妃キャサリンの女官アン・ブリンに恋をし、
結婚を解消。また、ひょんなことからウルジーの悪巧みに気づき罷免し、アンとの結婚にこぎつけるが・・・
ヘンリー8世といえばホルバインの絵画で有名だが、この当時までローマカトリックがどうのこうの
ルター派がどうのこうのと、イギリスの宗教界もゆれ動いていた時期のようだ。
ヘンリー8世とアンの間に生まれるのがエリザベス1世
シェイクスピア全集の第1巻の『ヘンリー6世』から、イギリス王家の歴史をながめてきたが
シェイクスピアの書いた時期に最も近い王家のスキャンダルだけに、果たして王家の顰蹙を
買わなかったが心配になってしまった。
シェイクスピア全集はこれで終わりだが、じつは『エドワード2世』という戯曲もじつは
シャイクスピアの作品であったとうことで、もう一冊読まなければならないがこれはまた
年明けに本を探すことにする。