常設展

国立近代美術館の常設展を急ぎ廻る。はっとする作品に出会った。
富取風堂「静物
鏑木清方「明治風俗十二ヶ月(五月)〜(七月)」
山口華楊「耕牛」
吉岡堅二「馬」
津田青楓「犠牲者」
これらの作品は、初めて出会えた。どれもいっぺんで気に入った。
そして、久しぶりに会えたのが福田平八郎「雨」中学の時の国語の教科書の扉にあった絵だ。この絵を見ると、誇りっぽく、湿った匂い・・・そう夕立の初めの数秒の匂いを感じる。初夏の雨の降り始めの匂いは大好きな匂い。この絵からふつふつと匂いが風と共に見る人に漂ってくるのだ。この絵を見ればもう満足と、会場を後にする・・・