読了

東野圭吾『むかし僕が死んだ家』

むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)

むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)

感想・・・うーん どうも無理があるように思う。すっきりしなかった・・・
本好きの同僚に話すと、「同感」と言われた。
その理由を自分なりに考えてみた。理由のひとつは、会話をじっくり読むと、そうかな?そう言うかな?と思う箇所が多かったからかもしれない。「渡る世間」で登場人物たちが使う日本語は、現代的日本語ではないと吹き出したり、イライラしたりするほどではないが、会話のキャッチボールに不自然な感じを思ってしまったら最後、それ以降についても「こうは言わんだろ」とやたらと気になってしまった・・・
秘密についても、登場人物の狭い行動範囲の中で、話を進める展開自体が無理があったのか、「なるほど」とストンと落ちるものは無かった。
でも、この本について本屋には、もっとインパクトのある売り込みの言葉が並べてあったったけどなあ・・・