十三夜

やっと雨があがりました。長かった・・・おかげで十三夜の月を見そこなってしまいました。十五夜はきれいに見えたのに。両方見ないと「片見月」とかで、あまり縁起よくないんですよね★
十三夜には、思い出があるのですが(うふ)、その思い出の夜の月であったがゆえに「十三夜」を知ったというわけです。完璧でないものに美を感じた古の日本人の美意識はあっぱれです。それ以来、月の満ち欠けで十三夜の月を見ると、感慨深く眺めるようになりました。
樋口一葉の作品にも「十三夜」がありますが、こちらはロマンティックな夜を描いた作品ではありませんでした。自分の思い出と十三夜があまりに強く結びついているので、十三夜というタイトルであったのに・・・と、残念に思ったことを思い出しました。
それなら、いっそ「十三夜」という言葉を題名に使い、男と女の話をつくりましょう・・・いろいろなシチュエーションが考えられそうです。でも、これも自分だけの思い込みなのかもしれませんね・・・他の人にとって十三夜は特別な月とは限らないですよね。