日本橋 三越「再興院展90回の歩み展」

なかなかの作品が揃っていた展覧会であった。いいなあと思った作品も多く、気に入った作品の絵葉書も購入した。
○気に入った作品
・北野恒富 夕空(星)
浴衣を着た清楚な感じの女性が、物干し台の手すりに寄りかかり、星空を眺める図。女性の周りに配された夜空を表す濃紺が、女性を引き立てて、湯上りの石鹸の香りがしそうだ。昭和14年の頃の作品。日本に日本らしさがあった頃だなあ・・
・山中雪人「釈迦と弟子」
釈迦も弟子も、線画である。唯一着色されているのは、額に金色の点。それが、不思議に絵をぐっと引き締めている。思わずうなった・・・
・中村貞以「猫」
少女が猫をひざに乗せている。屏風の右のみの作品。少女の姿たたちがいい。猫が絵の中心にぽんとある。少女から放たれる健やかさ、賢さが感じられ、賢そうな人を見ると心がぐっと引き寄せられるように思う時があるが、それに似た感触あり。

三越高島屋、今日はどちらも訪ねたが、三越は狭い感じがして疲れた・・・高島屋の方がゆったりとしているように感じるのだが。三越の方が人出が多いのか?うーむ
この後、丸善で本を探すが、残念ながら取り寄せとのこと、いっそAmazonで買おうと店をあとにする。高島屋崎陽軒のシウマイを買う。