ベートーヴェンのハ短調

最近、ベートーヴェン弦楽四重奏を聴いている。1番から16番の中でも
4番のハ短調に強く惹かれてしまった。ベートーヴェンは何を怒っているのかと
思うようなすさまじい作品である。1楽章の3・3・7拍子のようなリズムの後の
ヴァイオリンは叫んでいるようだ。そういえば「運命」もハ短調・・・ベートーヴェン
ハ短調はやけに激しいものが多いようだ。ハイドンに出版しない方がよいと忠告されて
仲たがいをしてしまう原因となったピアノ三重奏の3番もハ短調。これも1楽章は迫力がある。
コリオランやピアノソナタ8番「悲愴」・・・とものものしい始まりが多い。
ハ短調の悲劇的な響きがちょっと気になる今日この頃・・・
ブラームス交響曲1番の出だし、サンサーンス交響曲3番と、思い当たる重々しい曲。
なんかハ短調ばかり集めてみると面白いかもしれない・・・
ついでながら「もののけ姫中森明菜の「少女A」もそうらしい