プチ旅行

大都市近郊の路線であれば、一日のうちで、一筆書きのように同じルートを重複しない、途中下車しない
ならば、最短区間の料金でよいというのを知ったので、西船橋駅から隣の下総中山までの120円区間切符
を手に、プチ旅行に出かける。
これが大都市近郊図、JRの車内で見かけるものですね。
http://www.jreast.co.jp/map/pdf/map_tokyo.pdf
西船橋から、一度は最後まで行ってみたいと思っていた「武蔵野線」に乗車し、本を読みながら電車の
旅を始める。

途中、新座の駅ではホームで「鉄腕アトム」が流れていたので驚いた。帰って調べてみると、新座市には
手塚プロダクション」のアニメーション製作スタジオがあり、新座市に特別住民登録されている鉄腕
アトム生誕1周年を記念して、発車メロディを「鉄腕アトムのテーマ」にしたとのこと。ふーん
しかし、この路線は不思議だ。西船橋から直接西に向かうより、少ない駅数で西東京に行けるのだから。
それも、今回乗ってみてわかったが一駅の区間が長い。千葉から埼玉、東京と大回りでありながら、のんびり
と電車に揺られた。当初は最後の駅、府中本町から川崎に出て、品川、東京、市川・・・下総中山と思ったが
なんだか飽きてしまい、中央線の交差する西国分寺から三鷹まで中央線、三鷹から総武線でまっすぐ帰る。

西国分寺は実に静かな駅で、ホームに入ってくる中央線車両も静かだ。レールのつなぎ目が無いのだろうか?
いやはや、本はかなり読めたがお尻が痛くなった。
今度は、張り切って熊谷や栃木の小山あたりまで行ってみようかなぁ。
ちなみに下総中山の改札は時間オーバーで自動改札は開かないことを知っていたので、駅員さんに「大回りで
西国分寺まで回ってきました」と言って出してもらう。初めてだったがまあ、面白いプチ旅であった。