2009-08-14 弦楽四重奏曲第23番 ヘ長調 K. 590 「プロイセン王第3番」 1楽章の第2主題辺りでチェロを活躍させているが、前の2曲と比べるとあまりチェロの 前面にという印象は薄い。2楽章には主題を繰り返し、変奏風に展開させていてなかなか 面白い。チェロは伴奏として活躍。 これら3曲は、モーツアルトが自費出版をしようとしたが、金の工面がならず結局死後に 印刷されることとなる。 これで、23曲のすべてを聴いてきたのだが、やはり頂点を極めているのはハイドンセット の6曲ではないかと思う。 モーツアルトも決して神の子ではなく、試作を通して多くを学びすばらしい作品へと昇華させて いるのだ。 3曲ともペーターゼン四重奏団