ベートーヴェン ピアノソナタ2

両国の実家での新年会。すき焼き、焼肉と肉肉肉三昧。
毎年、正月に体重が一気に増えるのは、一連の新年会のせいだ・・・
帰宅後、1日より続けている夜の散歩も距離を大幅に伸ばしへとへとになる。

◆ピアノ・ソナタ第4番 変ホ長調 Op. 7
ピアノ;ミヒャエル・コルスティック

コルスティックの1楽章は実に生き生きとしている。前出3曲から1,2年たっての
作曲であるが、主題の力強さはベートーヴェンらしくなってきているように感じられる。
中間部辺りにはオペラで歌手が歌うような雰囲気もあり、様々な色彩を放っている極である。
2楽章では、曲の途中に長めの休符があり、一旦曲が停止したような演出があって意外性を
感じる。3楽章はアレグロという表記になっているが、舞曲風のリズムを刻み愛らしい旋律が
印象的な曲である。中間部で激しさの感じられる箇所では、ちょっとシューベルトのような和音
の響きが面白い。自分のお気に入りは4楽章で、テーマが魅力的である。主題を展開しながら
短調に変化させ、最後は優雅に締めくくる。心憎い展開である。
発表当時「愛する女」という通り名がつけられていたというが、この曲の曲想とは関係ないようだ。