プログラム2

東京都交響楽団矢崎彦太郎
ベートーヴェン交響曲 第3番 変ホ長調「英雄」
プログラム1が時間を越えて終了したため、会場Aへの移動が遅れ、1楽章は会場の隅で聴く羽目になってしまった。2楽章からは自席でゆっくり堪能する。ホールはかなり広いので聴き始めに大味な音の響きという印象を強く受けたが、自席で聴くようになってからはあまり気にならなかった。しかし、サントリーホールや文化会館の響きとはやはり違う。大きすぎるのではないか・・・矢崎の指揮は初めてだったが、普段シティフィルを振っているので都響には遠慮があったのか、指揮者がぐいぐいオーケストラを引っ張っているというよりも都響の実力のまま演奏がされているのではないかなぁという感じがした。ただ、いつものメンバーと違っていたので、ヴァイオリンの後ろではやや音がチャカチャカするような聞こえ方もあって気になった。可もなくいう、都響の実力どおりで終わった演奏のような気がする。デプリーストだったらもっとぐっと来る演奏だったと思う。