森麻季♪金沢オーケストラ・アンサンブル

待ちに待った森麻季&金沢オーケストラ・アンサンブル。指揮者の岩城氏が病気のため、井上道義氏が代役。曲はモーツアルト交響曲35,41と、お決まりのエクスルターテ・イウビラーテ♪
交響曲35番「ハフナー」
生の演奏で聴くのは初めてであった。モーツアルトの作曲した時代の編成に近いのだろうが、金沢オーケストラ・アンサンブルの演奏を当時のモーツアルトの音色(勿論聴いたことはないが)だと思いながら聴いてみた。井上の指揮はだいたいの曲でテンポは自分好みなので安心して聴いていられる。そのため当時の演奏だと思いながら最後まで聴くことができた。こんな聴き方もおもしろい・・・
■オンブラ・マイフ 
■アベ・マリア
■エクスターテ・イウビラーテ
森麻季さまの登場。本日は水色のドレス・・・オペラシティの音響は森麻季の透き通ったソプラノを心地よく響かせ、素晴らしい音色が耳に届く。どの曲も、声に伸びのある美しい歌声で会場をうっとりさせてくれた。
今日のお目当て、エクスターテ・イウビラーテは前回聴いた調布の演奏より、森麻季さまが楽しみながら歌っているような印象を受けた。きっとこの会場の響きを自身でも感じ取ってのことなのかなと思った。バックの井上の指揮も森麻季さまを引き立て、目立たず、しっかりと支えてくれていた。演奏終了後、万来の拍手に応え手をふりながらステージを後に・・
エクスターテ・イウビラーテの最高峰はやはり森麻季さまと確信した。
交響曲41番
この曲も、いつもの大編成での演奏と違って、なんとも味わい深い演奏であった。この曲の構成は、まさに壮大な建築物である。それを、井上は的確な指揮でしっかりとした演奏にまとめあげていた。特に4楽章は素晴らしかった。金沢オーケストラ・アンサンブルは弦がすばらしい。井上の求めるプレストは、軽快なという感じより力強さを感じる速さだった。コーダに向かい、この力強いテンポの中、天まで届くような構造物が構築されていく感じが圧巻であった。いい演奏だった〜♪
■アンコール
六甲おろし・・・・阪神タイガースの応援歌がオーケストラで演奏され、会場も盛り上がった。楽しい演奏会であった。