歌舞伎♪

念願の歌舞伎デビュー!3月大歌舞伎を観に歌舞伎座へ。午前の部11時より〜
■吉例寿曽我 鶴ヶ岡石段の場 大潮曲輪外の場
義経千本桜 吉野山
■菅原伝授手習鑑 道明寺
いやぁ、衣装や舞台の色鮮やかなること・・・歌舞伎の魅力はまずこれだなというのが第一印象であった。そして、役者の動きが抽象化されていたり、デフォルメされているのが観客に市井の現実から開放する気分に浸らせてくれているのだなぁという感想をもった。江戸時代から今まで歌舞伎が生き残っている理由がわかるような気がした。初めに抱いていた、難しさは、筋書きを購入してストーリーをさらいながら観たので、わかりにくい言葉もあまり気にならず、一瞬一瞬が新しい発見の連続であったので、4時間近くの長丁場、退屈はしなかった。しかし、この長い時間を高い席でも15000円とはまことに安い。
今回の演目での見所は、鶴ヶ岡の石段せり上がり、幸四郎佐藤忠信の狐、道明寺で仁左衛門の菅丞相役。さすがの演技にすっかり惚れこんでしまった。
時折出てくる面白いアドリブも楽しかった。静御前荒川静香と間違えたりは実に妙なり。
実際に観ることが歌舞伎の魅力を知る近道であろう。光と色、舞台の広がりを目の当たりにして感じられる魅力を生で感じ取ることが出来たように思う。