上野散策

桜も終わりだが、新聞屋さんからナスカ展のチケットをもらったので花見がてら上野へ。
上野では、桜は終わりかけとはいえ多くの人が出て写真を撮ったり、木の下で飲み食いをしたりと思ったよりはみんな楽しんでいた。先週は雨だったし、なかなか見る機会が無かったからかもしれない。
国立博物館
久しぶりにふらりと覗きに行く。日本の美術史のコーナーでは土器も展示されていた。生活で使っていた土器というより、さすが美術史コーナーに並べられるだけあって大変美しいフォルムである。いつの時代にもより美しいものを残す逸材が存在したのだなぁと感心する。
ついでに平成館で先土器、縄文、弥生の展示を見る。やはり本物を間近に見ると迫力がある。特に金属で作られている鏃(やじり)と、ぴかぴかに磨かれた鏡が印象的であった。
国立科学博物館
今、表玄関のある本館は改装中で見ることは出来ないので、ナスカ展を中心に見た。
ナスカの地上絵を描いた人々の高度な文明に驚かされた。頭蓋骨をくりぬく手術をしていた人々がいたとは、実に驚きである。壷や様々な日用品に描かれたデザインもすばらしい。
圧巻はやはりナスカの地上絵であるが、どのように作られ、配置されているかがよくわかった。最後に見るバーチャル体験では、様々な角度から本物の地上絵を見ているような気分を体験できてすばらしい。

今日は気温19度と、散策にはもってこいの天候であったので新年度の疲れを癒すことができた。