読了

横山秀夫第三の時効

第三の時効 (集英社文庫)

第三の時効 (集英社文庫)

久しぶりに「なーるほど」と頷かせてくれる刑事ものを読んだ。さすがに横山秀夫だ。いくつかの短編が集まっている本であるが、それぞれが連作のような構成になっていて、主人公を変えながら相互の関連を持たせて話が展開される。欧米ではこのような形式の作品が多いらしいが、自分にとっては初めてであった。登場する刑事は、どれも曲者であるが、それがまた人間臭く面白い。
続編が読みたいなと思ったら、月刊「すばる」3月号に、一連の作品の続編があった。たまたま読んでいなかったので早速読む。
このシリーズ、これからも量産して欲しいものだ。