読了

横山秀夫出口のない海

出口のない海

出口のない海

人間魚雷「回天」と戦時に生きる若者を描いている。横山氏の初期の作品らしいのだが、文章全体にややいつもの横山氏らしさは欠けるように感じたが、ストーリーの骨組みは横山氏らしさが出ていた。巻末に示された参考文献から、かなり回天や戦時の様子を研究されて書かれたようで、そんな点も興味深く読むことが出来た。