サンサーンス♪

NHK交響楽団 第1588回定期公演 Aプログラム
[指揮] シャルル・デュトワ
[メゾ・ソプラノ] デニス・グレーヴス*
[オルガン] ギラン・ルロワ**
[曲目] モーツァルト交響曲 第35番 ニ長調 K.385「ハフナー」
ベルリオーズ/叙情的情景「クレオパトラの死」*
サン・サーンス/歌劇「サムソンとデリラ」〜デリラのアリア「あなたの声に心は開く」*
サン・サーンス/交響曲 第3番 ハ短調 作品78**
今日は特別にS席で堪能!デニス・グレーヴスの美声にうっとりしてしまった。
特に「あなたの声は心に開く」は、極上のワインといった歌声だった。
今まで、森麻季さんのようなソプラノにぞっこんだったが、メゾもなかなかいい・・・
その声量たるやホール全体に響き渡り、こちらの心までしっかり揺り動かすものだった。
デリラの切ない心情を歌い上げる歌唱力はさすがだった。歌い終わった後周りからため息すら
出ていた・・・実にすばらしかった。ブラーバ!
そして、デュトワサンサーンス 交響曲3番・・・
最終楽章、コーダへ入る前のオルガンの荘厳な響きと金管のハーモニーに目から涙が出てきた・・・
本当に感動していた。デュトワの指揮はモーツアルトサンサーンスも軽快にして壮麗な指揮振り
だが、さすがにマエストロは聴き所をしっかり押さえている。
1曲目のモーツアルトの軽やかな響きと違いこの曲のダイナミックな響きが十分出ていた。
実に心地よく帰途に着く・・・♪