「歓喜の歌」試写会へ


小林薫主演の映画である。この映画の原作は立川志の輔氏であり、映画の中の
人々はまさに落語のはっつぁん、熊さんである。
実はこの映画の試写会、これで2度目の当選であって1度目は生憎都合が急に
つかなくなって行くことができなかった映画でもあった。(これを書いている
今日17日にさらにこの映画の試写会の招待状が当選していた・・・3回目である。
相当この映画に見込まれてしまったらしい)
試写会の場所が北の丸公園科学技術館サイエンスホールだったので、あわてて
仕事帰りに出向き5分前にやっとついた。
とある市の文化会館のやる気のない係員が、年末の予約をダブルブッキングして
しまい、その調整に必死になりながら仕事への情熱を再燃させるという話だが、
そこにたどり着くまで様々な人々の、思いや、願い、夢が絡まりあいながら
この話を多彩に彩り、盛り上げている。
浪花節の世界が描かれながらも、洒脱な会話(落語の科白そのもの)と
ユーモアのある演出により、ちょっとおしゃれで素敵なヒューマンドラマに仕上がって
いた。最後は周りを気にしながら、涙をそっと拭いていた・・・・えーん
見終わった後、人間性善説を疑うこともなく信じられる、そんないい映画である。
寅さんおいなくなった日本映画でも、こんないい映画が作られているのだなぁ
と安心した。泣き笑いの2時間であった。
久しぶりに安田成美も見られたのも良かった・・・・
帰りに夜空を見上げれば、遠く銀座の空をどんよりとした雲が立ち込めていた。
夜半より雪となる。さみぃはずだ・・・・ぐす