山下新太郎「窓際」

まず4階では大好きな山下新太郎の「窓際」を久しぶりに観る。
西洋美術館にあるエルネスト=ローランの「美しい肩」とは左右を
異にするが女性を斜め後方からの美しい線を描く。この作品に描かれる
窓の外の風景からは、郊外で静かな時間が流れているのが感じられ、なんとも
落ち着きのある絵だ。作品は1907年であるから、ローランの1920年より
以前に描かれている。サロン入選を果たしている作品なので、ローランも目にしていた
かも・・しれない。

山下新太郎「窓際」1907 エルネスト=ローラン「美しい肩」1920