読了 瀬戸内 寂聴 『藤壺』藤壺 (講談社文庫)作者: 瀬戸内寂聴出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/06/13メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (4件) を見る

五十四帖からなる「源氏物語」で、題名のみの“消えた一帖”の瀬戸内寂聴による小説化。
そもそも五十四帖というのも、数え方に諸説あり、また実際に現行の本文では(1)光源氏藤壺
最初に関係した場面(2)六条御息所とのなれそめ(3)朝顔の斎院がはじめて登場する場面に相当
する部分が存在しないといい、「桐壺」と「帚木」の間これらの内容があるべきという説に基づいての
本作である。まっフィクションのフィクションであるのでさらっと読んでしまったが、どうもこの時代
の男女関係はややこしくて難しい・・・自分は『吾妻鏡』と訴状ばかりを読まされてきたので、なおさらである。
それにしても寂聴さんが後半に古文でも表現されているのは驚いた。
食わず嫌いではなく、少し見習って勉強しなくてはならぬか・・・
*梅咲く
今年も我が家の梅が咲いた。ひとつだけ・・・これから暖かい日差しの日には梅がぽつぽつ咲き
しばらく香りとともに愉しませてくれる。今年も梅の実を収穫して梅の実ジュースを作ろう〜♪

出かけた帰りに駅のドトールへ入って本を読む。たまには違ったものを頼もうとマシュマロ塩キャラメル
なるものを注文する。甘くておいしかった。。。