ルーブル展

今日が西洋美術館のルーブル展最終日ということで、友人の画伯と9時に待ち合わせる。
8時45分に到着。開館45分前にもかかわらずすでに科学博物館の通路まで人がひしめいていた。
しかし、今日は早めに開館したのか9時には館内へ入ることができた。
まず、目に飛び込んできたのはレンブラントの『縁なし帽子をかぶり、金の鎖をつけた自画像』
そしてフェルメール『レースを編む女』さすがに最初の展示室は人が多かったが、この2作品は
時間をかけてじっくり見た。
今回の展示は71作品だが、そのうち60作品は日本初公開の作品なので、目に焼き付けておこうと
なうべく近くまで行って見た。ほかにもジョウルジュ・ド・ラトゥール『大工ヨセフ』
ハルス『リュートを持つ道化師』フランス・ハルス(コピーだが)『ルネ・デカルトの肖像』
フランス・プルビュス(子)『マリー・ド・メディシスの肖像』などをじっくり鑑賞。
展示はまさにルーブルの歴史を凝縮したような内容で、ヨーロッパの歴史を肌で感じる。
レオナルド・ダ・ヴィンチパトロンとしても知られるフランソワ11世以後の歴代王室の収集品を基に
フランス革命後の1793年8月10日にフランス共和国により公開されたルーブルには、大航海時代、科学の
勃興などの時代を反映した作品がひしめき、今回展示の71作品もまさにその流れに沿って展示されていた。
一般公開された1801年から数えて200年。日本でも間近に見ることができるのだなぁと感慨に浸る。
そのために2週にわたって通うことなどへのかっぱである。
ルーブル展を後にして、次に東京都美術館の構造展を見に行く。なかなか面白い作品も見られたが
一番気に入ったのは南洋の渚をモチーフにした作品。コバルト色の海や鮮やかなスカイブルーで空を描いた
作品なのだが、残念なことに入選作にはなっていなかった。鮮やかな色遣いにしばし見とれて、今度自分も
海を描いてみようかと思う。
帰りに今まで一度も入ったことのない東照宮に入ってみる。石灯籠が並ぶ中奥へ進むと本殿がなにか怪しげに
見えてきた。近づいてみると大きな布に描かれた本殿だった。改装中なのか?面白いので一枚写真に撮っておいた。


銀座に出て4丁目のライオンでビールを飲みながら、芸術談義をして画伯と別れ、この日もうひとつの目的
都響のコンサートへ向かう。
ライオンで1リットルのジョッキを一気に飲んだせいか?昼から飲んでしまったバチか?溜池山王についた頃は
頭がちと痛くなる。早めについたのでゆっくりあたりをぶらぶらしようとANAホテルの坂上へ向かい、
スウェーデン大使館とスペイン大使館辺りで休む・・・ふう
スウェーデン大使館
スペイン大使館

この辺り静かでなかなか趣があるなぁと路地に入ったりと時間をつぶす。