読了 冲方丁 『天地明察』天地明察作者: 冲方丁出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2009/12/01メディア: 単行本購入: 28人 クリック: 758回この商品を含むブログ (405件) を見る

本屋大賞1位、吉川英治文学賞の作品。渋川春海が日本独自の暦を創りあげ改暦を成し遂げる
までの生き様を描いた作品だが、作者が良くここまで調べたと感心するほど、史実に照らし
詳細な記述がされている。時折小説より伝記のようにも思えながらも、主人公をめぐる人々との
関わりの中で人として成長していく様がじつにリアルに伝わってきた。
読み応え十分・・・ごちそうさまでしたという感じで読了。
蛇足だが、話の中で渋川春海和算関孝和が同い年とあったが、wikipediaでは多少違っていた
はたしてどちらが本当か?