2009-08-12から1日間の記事一覧
第1楽章冒頭に不協和音に満ちた序奏があることから、「不協和音」と呼ばれているが、その響きは当時 としては理解し難いものであり、出版されたとき写譜の間違いとまで言われたらしい。しかし、モーツアルトは 自筆譜を注意深く点検して印刷に出していたら…
ハイドンセット中で最大規模。この曲全体を透明で柔らかな雰囲気が貫いている。ベートーヴェンも この曲が気に入り、第4楽章を自ら写譜したという。 1楽章も2楽章も冒頭からすぐに雰囲気を大きく変化させるなど、面白い構成になっている。3楽章の 穏やか…
中学生の頃、初めて手にしたモーツアルトの弦楽四重奏のレコードに入っていたが、手にする前に すでにその旋律を知っていたのだから、一番ポピュラーな作品だろう。全体にみなぎる躍動感は モーツアルトらしさそのものである。 第1楽章の主題はいつ聴いても…
長調でありながら不安げな短調のような出だしにもかかわらず、次第に明るさが見え隠れし その旋律はじつに魅力的である。3楽章の変化に富み牧歌的な旋律は印象的であり、最終章 の様々なリズムの変化も面白い。この曲は結構お気に入りの曲である。 クレンケ…
このセット唯一の短調曲である。モーツアルトのニ短調はピアノ協奏曲20番やレクイエム などのように、同じ短調でも交響曲第25番、交響曲第40番、弦楽五重奏曲第4番のト短調とは 違った印象を与えている。デモーニッシュな調とも言われているように、どこか…
第4夜というより今日は一日中15番から19番を聴き比べしていた。