弦楽五重奏 K. 515 K. 516

最近仕事に頭が飽和状態気味・・・・
身内の入院もあって、気もそぞろ・・・・
そんな時、ついついこの2曲を聴いてしまう。
モーツアルトの曲の中でも群を抜いて好きなのは、この弦楽五重奏2曲である。
知っている人も、知らない人も幸せである。
知らない人は、これから聴いて心を躍らせることが出来るし、知っている人は
これからも繰り返し聞けるからだ。
この2曲、ほぼ同時期に完成している兄弟曲だが、その色合いは全く正反対で
明と暗、喜びと悲しみそのものでありながら、どちらもモーツアルトそのままで
どちらもまさにモーツアルトの魅力そのままである。
どちらかを聴くと、必ず次にはもう一方の曲を聴きたくなるのが不思議で、今日も
2曲を堪能した。
チェロの練習の合間に、いつも弾いてしまうハ長調の1楽章冒頭。40番を髣髴とさせる
ト短調の1楽章。この2曲をしてモーツアルトが天才であることを知ることが出来ると
思う。
ポピュラーな弦楽四重奏ビオラを一本加えるだけで、これだけの深みが出るものかと
あらためて思いながら聴き終わった。
外は月も冴え渡り、また風情を感じながら就寝・・・・zzz